福井県のソウルフードとして知られているソースカツを食べに、敦賀市にあるヨーロッパ軒本店に足を運びました。
敦賀というと新鮮な魚介が魅力で、魚市場を初め海鮮丼に目を惹かれます。しかしソースカツは地元の人に親しまれている味であるということで、一度は食べておきたいと思っていたのです。
独特なビルのような佇まいが魅力なヨーロッパ軒をご紹介します。
ヨーロッパ軒本店の昭和感じる「味」が気に入った
ヨーロッパ軒本店は、まるでホテルのような巨大な建物が特徴。駐車場も広くてキャパシティは十分。
入り口に入って1階部分は、まさにホテルのロビーって感じな雰囲気。賞状がいっぱい飾ってありました。
お店自体は2階部分あるようで、階段で2階へ上がります。今日は平日とあってか空いていましたが、土日など混み合う時にはここが待合室になるようです。
なんかレトロな昭和感があちこちに漂っていてとても落ち着きますね。あまり気取らずに入れるお店で、大衆に愛されている感じが伝わってきます。
ソースカツは値段も手ごろで色々メニューが充実
ソースカツはスタンダードなカツ丼に、メンチカツを乗せたパリ丼、ミックス丼、エビ丼がメインメニュー。
他にもオムライスが大きく載っていて今度はこちらを食べてみたいと興味惹かれます。
今回は、私がエビ丼、友人がミックス丼を注文。なんとメインどころを外したチョイスですが、当初は何となくくどそうなイメージだったので無難そうな部分に逃げてしまいました…。
そんなこんなでエビカツが到着!お味噌汁とサラダのセットを注文しました。
ソースを絡めた衣は初めて食べる味だがなんか既視感あり…
さて、さっそくエビ丼をいただいていきます。
普通のエビフライと違って、肉厚のエビを開いてあるのでとても食べやすい。しかもこれエビ自体の厚みがハンパなくて、安物を使っていないことが一目見て分かる。
ソースカツということなのですが、ソースが甘口で独特な衣と絡んだ味は初めて食べる感覚。サクサクというよりしっとりとした落ち着いた味で、くどさを感じないものでした。
初めて食べる味と書きましたが、私はどうも既視感を感じる。ふと思ったのが、名古屋の味噌カツ(味噌ダレに漬け込んだタイプ)の味と非常に似ていると感じたのです。味噌とソースでは全然違いますが、衣と絡んだ味は非常に似ていて名古屋の私にはとても親しみを感じる味でした。
ご飯のボリューム満点でしっかりお腹空かせていくべし
次に驚いたのが、ご飯のボリュームの多さです。特に大盛とか頼んだわけではないのですが、普段食べるご飯の軽く3杯分くらいありました。
お漬物がついてくるのでご飯を食べるのは苦ではありませんでしたが、普段小食な私はお腹パンパンでしばらく苦しくなるほど。
こちらは友人がオーダーしたミックス丼。友人曰く、これは太る・・・といいつつも、私が半分も食べないうちに完食してしまっていて、味には非常に満足していた様子。
ご飯のボリュームは満点なので、食べるときはしっかりとお腹を空かせていくことをおすすめします。
お昼時は地元民で満席に!こういうお店っていいよね
福井のソウルフードに舌鼓を打ち友人と話しこんでいると、お昼時にはまたたく間にお客さんで満席になっていました。
ここで気づいたのが、観光客よりも地元民の数が圧倒的に多いこと。作業着を着た職人さんっぽい人や、スーツを着た営業マンっぽい人が大半で、確かに地元の人に支持され続けている味なんだなというのを再確認できました。
すっかりテレビなどでも有名になったB級グルメですが、こうしたお店があるっていいよなぁと思います。
今回は敦賀にて魚釣りをした帰りに寄ったわけですが、安くてうまいし気軽に寄れるお店であることが分かったので、今度はぜひパリ丼をオーダーしに来てみようと思います。
敦賀市相生町2-7
0770-22-1468 定休日月火