日々の生活にちょっとした贅沢を・・・。昼夜問わず働く自分と支えてくれる家族へのご褒美として、色々な物をお取り寄せするのが最近のマイブームになっております。
今回は非常に珍しい、アテモヤというフルーツを取り寄せました。
アテモヤは見た目通り南国のフルーツ。森のアイスクリームとも異名を持つほど糖度が高く、甘みととろける食感が魅力的というフレーズに惹かれて購入しました。
アテモヤはすぐに食べない!まずは寝かせて柔らかくする
届いたアテモヤをじっくりと眺めてみますが、どこからどう見ても謎の物体Xという風貌。日本ではまず見ないような無骨なデザインのフルーツです。
このアテモヤ、原産はインドネシアやマレーシアといった東南アジア。台湾などでも人気があるようで、世界3大果実の一つチェリモヤの親戚。似た種類に、バンレイシ(釈迦頭)というフルーツがあり、知人からの指摘でバンレイシでは?と言われたりしましたがれっきとした別種。
この通り緑色をしていますが、この段階ではまだ食べ頃ではありません。数日常温で寝かせて、外皮が黒く変色して柔らかくなるまで待ってから食べるものだそう。
事実、この時点では触っても硬くてごつごつしています。注意書きでは、指で簡単に凹むくらい柔らかくなってからが食べごろということでしばし寝かせます。
1週間寝かせて黒く柔らかくなってきた
はやく食べたい気持ちを抑えつつ、1週間箱に入ったまま寝かせておくと、写真のように黒みを帯びてきました。
指で触っても全体的にぐにょぐにょと柔らかくなってきていました。落としたらグチャッと潰れてしまいそうですが、この状態で食べることでアイスクリームともいわれる食感を堪能できるということ。
※余談ですが、実は一玉失敗していました。アテモヤを寝かすときは常温で寝かせ、20度前後の室内がベストということ。これ知らずに冷蔵庫にぶち込んだところ、皮だけ黒く変色して実は硬いままという変な劣化をしてしまいました。南国原産だけに冷たい環境には弱く、食べる前だけ冷蔵庫で冷やすといいということです。
そろそろ食べ頃と見ていざ、切ってみます
そのままズバッと切ってスプーンでいただくということなので、中心から真っ二つに切ってやりました。
見ての通りよくある果物のように中心に種はなく、ランダムにバラバラな黒い種が散らばっているのでカットはスムーズ。
白くとろみがかった果肉をしていて、非常に甘ったるいにおいが漂ってきます。南国ってことでなんとなくココナッツミルクに似た甘さ全力の香り。
もう少し寝かせるとよかったかなと思いつつも、見ているだけでよだれが出そうなくらい果肉がみずみずしくておいしそう。
このまま食べられるということなので、遠慮なくいってしまいましょう。
スプーンでほじくってみると、想像通りの柔らかい果肉をしており、簡単にほじくれます。
気になるアテモヤのお味はというと、まず第一声超絶甘い。
味は初めて経験する味で表現しがたいですが、口に入れた瞬間はやや酸味を感じる。その後舌の上で溶かしていくと、濃密すぎるほどの甘さが広がっていく2段階の攻めを味わいました。
食感は確かにアイスクリーム。プリンかゼリーかアイスかと言われたらアイスクリームという感じ。果肉が口の中でじわっととろける感じは、カスタードクリームにも似る。上質なマグロの大トロを食した感じにも似ている。
種があちこちに散らばってるせいか、繊維質な筋も目立ちますので想像通りにスムーズに完食できるものではありません。ただ、繊維の部分も含めて食べられるので、種と皮以外は完食できます。
上品に食べるならば皮から身をくりぬいて、サイコロ状に切っていただけば大勢で楽しめるかも。
個人的な評価でいうと、期待値100点からの満足感は70点。これは私が個人的にマンゴーのようなやや酸味のある味が好みだからというのが大きい。とにかく、とろけるような甘ったるい味が好物という人であれば、また評価も変わるのではないかと思えるのがアテモヤの魅力だと思います。
アテモヤってどこで買う?いくらで買える?
アテモヤは南国フルーツですが、日本でも栽培されています。
定番なのは沖縄。各地で栽培されているので、スーパーで1,000円前後で売ってるところもあるということ。沖縄旅行へ行かれるなら、まだ見ぬフルーツを探してみるのも面白いと思いますね。
今回は珍しい本土生産品で、三重県の栽培農家のものを取り寄せ。驚くべきは値段で1玉¥2,500円!
三重県という南国とは言いがたい土地柄ですが、工夫された農家のこだわりが詰まっているということで、ストーリに惹かれて買ってしまいました。当初の目的である「ご褒美品」としては価格に見合った経験と味覚を堪能させてもらえたと思います。
三重県のアテモヤがふるさと納税の返礼品に設定されていた!
実はこの三重産のアテモヤ、三重県のふるさと納税の返礼品にも使われるほど優遇されている名産品であることがわかりました。
特徴的なフルーツだけに返礼できる数には限りがあるということですが、アテモヤをきっかけとして全国の珍しいフルーツに興味が湧いてしまいました。
今回のアテモヤ以外にも、ふるさと納税をいろいろ見てみると各地の特産フルーツが返礼品として設定されています。買うよりもお徳にゲットできたりしますので、納税ついでにまだ知らぬ日本の名産に触れてみるのもいいですね。