どうすればSEOの弱い穴場キーワードが見つかるのか??
初心者アフィリエイターが頭を悩ませるのが、穴場キーワードを探すということ。ライバルがいないキーワードを見つけることができれば、上位表示も容易で稼ぐことができるのは明確です。
しかし現実には思いつくようなキーワードはすでにライバルだらけ。強豪サイトばかりで勝負にならないです。
そこで実際にアフィリエイト課長が実践している穴場キーワードの探し方について、具体的な部分に踏み込んでいきたいと思います。
まずはキーワードの本質を見る
本質を見るとはどういうことか?
これはその商品やサービスを使うことで、どういった未来を手に入れることができるのか?これを徹底的に洗い出します。
商品やサービスと言うものは、必ずしも優れたものが売れるとは限りません。商品が訴求する価値が見せるビジョンと、商品を必要としている人が悩みを解決した先に見えるビジョンが一致したものが良く売れる商品ということになります。
このためまずは商品と検索者を結びつけるために、共有すべきビジョンを表すキーワードとは何なのかを知る必要があります。
例えば「脱毛」で考えた場合、毛深い人が気になる悩みを解決するために受けるサービスです。
では、なぜ毛深くてはいけないのか?毛が無くなればどんなメリットが待ち受けているのか?を調べましょう。
ヒントとなるのは商品やサービスのセールスページ・yahoo知恵袋や2チャンネルなどの投稿掲示板・TVCMなどのイメージ広告、これらを見ることで経験や知識が無くても悩みを分析することができます。
具体的に上げられるのは、
- 毛深くて馬鹿にされる
- 同性と比較して多いので気になってしまう
- 異性に恥ずかしくて素肌を見せられない
- 夏で水着を着るときに気になる
- 無駄毛処理に変えていた時間が無くなり時間が増える
- 無駄毛処理にための消耗品などにお金をかけずにすむ
- ストッキングなどに引っかからない
- 堂々と素肌を見せる服が着られる
- 同性からうらやましがられる
- 恋愛に対するコンプレックスが無くなる
このように「人」に焦点をあてて、販売ページなどをくまなく読むこと。
脱毛したいと考える人の多くは、「きれいになりたい」「女同士で肌を見せるとき恥ずかしい思いしたくない」「異性にきれいだと思われたい」「異性にもてたい」このような目的があって脱毛をしようという動機が生まれます。
これらがでてきたら、今度はどんなターゲット層が悩みを抱えているのかを考え、動機の部分をより深く掘り下げていくことをします。
具体的なアプローチできる人を細かく分析していくと・・・
- 毛深くて馬鹿にされる・・・学校で・職場で言われるのかな
- 同性と比較して・・・体育の授業・職場での着替えの時かな
- 異性に対して・・・恋愛・結婚・婚活など、男性はヒゲ・女性は色々18歳から40歳くらいまでかな
- 夏の水着・・・水着に限らず夏は肌の露出が増えますね
- 無駄毛処理・・・毛の処理は時間がかかります、朝晩忙しい社会人
- 消耗品のコスト・・・消費税もあがった、まだ給料の少ない若い世代
などなど
このようにターゲットの年代別に分けて記事を書くことで、さらに詳細なアプローチができます。調べて分かったのですが、毛の悩みは小学生から存在するようです・・・
ターゲットの生活背景や仕事環境を知り、ここからキーワードを派生させていくことで具体的な悩みが浮き彫りになってくると考えます。
知恵袋や2チャンネルなどの情報掲示板を活用し、以下のようにキーワードを組み合わせながら検索を繰り返していきます。
「毛深い 学校」「毛深い 職場」「毛深い (体の部位)」「毛深い 婚活」「毛深い 水着」「毛深い 無駄毛」「無駄毛処理」「無駄毛処理 費用」「無駄毛処理 時間」というようにキーワードを組み合わせながら、キーワードを深く深く探っていくようにします。
良くリサーチと言うと、「脱毛」とか「毛深い」だけ調べることで終わってしまう人が居ますが、これではライバルがやっていることと同じ。穴場キーワードを見つけることは難しくなると思います。
どんな人が、どんな悩みを抱え、何を解決したくて情報を検索しているのか?これを幅広く理解することで、実際に検索者が入力するであろうキーワードを絞り込めます。記事を書く段階でも、誰に対してのキーワードなのか背景を知っていかないと、情報も希薄になってしまうでしょう。
ここにツールなどではなく、しっかりと自分でターゲットを思い浮かべながらキーワードを探す最大のメリットがあるといえます。
季節的な需要キーワードも見えてきますね。脱毛関連は春から夏に向けて特に需要が高まるジャンルであることが分かります。季節的観点から記事を書くこともできますし、それ以外の季節に需要が出る要素は無いのか?と視野を広げることもできます。
悩みというものは自分に近い境遇・近い人に向けて書かれた記事ほど共感を呼びます。初心者の間違いとして、幅広くの人に向けてのキーワードで記事を書こうとしますが、これではターゲットを成約に結びつけることはできません。
ここで重要なことをおさらいすると
人は必ず行動するときには「原因」があって、それを解決したいと思うような「きっかけ・動機」があります。そもそも脱毛の例で行くと、毛が濃いからといって全ての人が毛を抜きたいとは思っていません。別に気にしない人もいるし、必要性を感じなければそもそも検索をしたりはしないはずです。
さらに脱毛をしようと考える人も、人それぞれ「年齢の違い・世代の違い」や「生活環境の違い」によって、認識している言葉や問題点は全然違ってきます。後述しますがキーワードは人の数だけあるのです。悩みを持つ人の普段の生活が見えるようになるくらいキーワードを深く掘り下げていき、悩みを持つ人しか知りえない言葉や考えを共有する。そのためにキーワードリサーチはあるものだと思っています。
穴場キーワードとかSEOの弱いキーワードを探すとはいいますが、これは結果そうだったといえるものが大半。まずはターゲットに歩み寄るところから始めてください。
こんな地道な作業ばかりでは時間がかかるので大変と思うかもしれないですが、これは毎日調べるくらいにやって欲しいです。特に初めて取り組むジャンルや商品ではなおさらです。
長く続けていくことによって自分の知識も増えて時間は短縮されますし、リサーチ自体のコツもつかめるようになってきます。私は脱毛関連のサイトは持っていませんが、ざっと30分くらい調べただけでこれだけ出てきました。幅を広げれば50記事程度は簡単にネタが作れますね。まずは一つのジャンルを決めてじっくりと取り組むことです。
商品を申しこまない・買わない理由を考える
キーワードの幅を広げると言う意味で、先に紹介したのは訪問者自身の内面的悩みにフォーカスをしてきました。
次にやるべきことは、悩みを解決しようとして情報を調べている人が、なぜ自分がおすすめする商品を購入しないのか?という買わない理由の観点からキーワードを考えていくようにします。
商品やサービスについても、どのような悩みや疑問を持っているのかを詳しく見ていくことで、「買わない・申し込まない理由」というものを知ることができてきます。
ここで調べるワードは、ターゲットが悩みを解決するのに「どんな手段があり、比べられるものは何か?」を洗い出していくことです。
脱毛であれば、ASPや楽天市場などで、脱毛に関する商品をまずは洗いざらい調べます。「脱毛サロン」「脱毛エステ」「脱毛クリニック」「医療脱毛」「脱毛機」「クリニックの固有名称」「脱毛クリーム」など、様々な解決手段があることはここで分かりますから、できるだけたくさんの選択肢を検索して調べていくようにしましょう。
こうすることで、比較対象にすべき競合対象はなにか?申し込みに躊躇してる理由はなにか?を知ることができます。エステとサロンの違い・脱毛機と医療脱毛の違い・個別のクリニックごとの違いやどことどこのクリニックが比較されやすいか?・検索者を踏みとどまらせるのは値段?立地?予約の取りやすさ?知名度?信頼?
一般的な口コミとか評判とか効果ではなく、さらにその中にある具体的な問題がキーワードとして浮かび上がってきます。
穴場キーワードとは、大きなくくりで言われるキーワードをさらに深く細かく細分化したものであり、広く一般ではなく一人ひとりの悩みに対して訴求していくものと考えてみてください。
穴場キーワード探しの地味なまとめ
このような細かなワードは、キーワードプランナーやキーワード検索ツールでは出てこないものの方が多いです。細かなキーワードでは100とか1000という大きなアクセスは望めないかもしれません。あっても1日2か3アクセスということもあるでしょう。
但し実際に悩みが投稿され、現実に存在する需要をリサーチしていることに違いはありません。根拠無く記事を書いてるわけではなく、日本中に1人でも需要あれば記事にすべきと私は考えています。
さらにわざわざこのような細かなキーワードにSEO対策している人はほとんどいないので、上位表示は容易であることが多いです。
1日2,3のアクセスでも100記事集まれば300アクセス。300あれば確率論で1日に1,2件は成約できる可能性があります。
思考をずらすというよりも、より深く深く掘り下げていくということで最終的にはライバルとずれた穴場キーワードで勝負できるということですね。
我々は力もお金もなく、特別なスキルも持ち合わせていない状態で戦いに望むわけです。であれば競合ライバルと同じことしていてはダメ。ライバルがまとめて1記事にしているようなことも、需要があれば掘り下げて記事にしてしまう。わざわざめんどくさくて先輩アフィリエイターがやらないようなことを全力でやる!もちろんしっかり需要をリサーチしているので、アクセスがゼロなんてことは絶対に無いです。
一通り成約を見込めるサイトができたつもりなのに、アクセスが集まらないという人は、「細かな穴場キーワード」を意識してやってみましょう。