他人の庭で仕事するリスクと自ら売る力を身に着けることの重要性

ビジネス雑記
A rear view of a businessman in a suit, with an upheld umbrella, standing in a large field during a thunderstorm. Lightning is seen descending from a gray and cloudy sky.

今日は一緒にサイトを作っているパートナーと打ち合わせをしていた。

パートナーはアフィリ始めたころからの付き合いで、アフィリ以外にも物販とか手広くやっている。

私自身も一時期アマゾンを使って中古品などを売り利ザヤを稼ぐ、「転売」をビジネスの柱の一つとして取り入れていた時期がある。

このパートナーは私に転売を教えてくれた経緯があり、私はアフィリエイトを教え、パートナーからは転売のイロハを教わるなど持ちつ持たれつ食うために色々やってきた。そんな仲である。

前置きが長くなったが、最近はめっきり転売からは身を引き、アフィリエイトばかりやっていた。でも、この12月という時期は一気に消費が盛り上がる時期で、物販をやってる人にとっては最高の稼ぎどき。アマゾンの市場なんかもいろいろ気になったので、現状を探る意味でも色々聞いてみたのだ。

アマゾンの締め付けは想像以上に厳しくなっている

今回最も驚いたのが、アマゾンの一般出品者への規制が想像以上に厳しくなっていたこと

一般出品者とは、我々のように個人で仕入れをして、特定の卸取引先を持たない「転売屋」と呼ばれる者たちのこと。

私がやっていた2,3年前は、それこそアマゾンで販売してるものであれば何でも扱うことができた。本はもちろん、CD・DVD、家電、時計、日曜消耗品、キッチングッズなどなど、あらゆるものを仕入れしてはアマゾン倉庫へ送るだけ。販売から配送までは勝手にアマゾンがやってくれるので、これほど便利でキャッシュフローが早く、時間効率に優れたビジネスは他にないと感心したものだ。

しかし今はというとかなり雲行きが怪しくなっている。

まずこれから始めようという人のハードルが一気に上がっている。具体的には、CDなどメディア商品の新規出品ができなくなっていることを知った。一部の商品は販売許可制となっているほか、卸業者との取引証明がないと出品できないなど細かな規制が張り巡らされている。

この流れは一般に、転売を否定する人たちにとっては朗報だろう。

私が転売するときに大義名分はちゃんと持っていた。地方で売れずに眠っていたり処分としてたたき売られてる品を、全国の必要としている人に届けること。遠方へ買いに来る手間を省く、「手間賃」を利ザヤとしてもらっている感覚だった。生活必需品には手を出さず、趣味の商品に目を付けたのも自分なりのポリシーがあった。

しかし、そんな思いをすべての人が抱いてるとは限らない。一部やんちゃするような人もいるし、稼げるとなれば一線を超える人がいるのはどこでも同じ。

きちんと品質管理や衛生管理が担保される必要性のあるものも当然ある。さらには、偽物品などをつかまされてアマゾンに転売されることで、アマゾン自身の信用を落としかねない事態は現実問題として起きている。こうした部分に厳しくメスが入れられた形だ。

一般ユーザーからしてみれば、アマゾンを利用することへの信頼性を高めることになる。アマゾンとしては当然の措置であると思うし、遅かれ早かれ何かしらの規制はされるだろうと汲んでいた部分もある。

我々としては死活問題。今まで取り扱えていたものが突然取り扱えなくなるという事態も起きている。しかもこうした規約の変更は、ある日突然無慈悲に行われる。昨日までOKだったものが、明日からダメという話も珍しくない。

転売というビジネスに内包する最大のリスク要因

転売は、自分に売る力がなくても、SEOや集客の力が全くなくても、他人のプラットフォームを活用できることでお金を得られるという点にメリットがある。

一方でこれは裏返せばそのままデメリットだ。最大の問題点は、自分自身で販売する力を持たず、アマゾンという巨大な箱庭を借りざるを得ないというビジネス形態である点だ。

物が売れるのは、あくまでもすでに信用を内包しているモノを仕入れてくるから売れているにすぎない。ユーザーにとってはアマゾンという便利なシステムを使って購入することに価値があり、誰が出品したかは問題ではないのだ。

ここで、アマゾンがもう転売は一切お断りですよ!と言って来たら、その時点ですべて終わりなのである。

そんなことが今更起こりうるのか?という人もいるが、海外の会社のやることだから平気でやってくるでしょうね。何の前触れもなく、突然に。そうなったとき、抱えた在庫を売るのは誰なのか?そして、誰が一切信用もない人から改めて物を買おうとするだろうか

私がそこそこ利益の出ていた転売をスッパリ辞め、アフィリエイトをはじめとするサイト作成で集客するスキルを磨くことに注力転換したのはこれが理由。

もちろんネットそのものがグーグルという巨大な検索エンジンの箱庭の中で遊ばれてるリスクはある。しかし、物の信用に頼るのではなく、アクセスを集めて、集めたユーザーを満足させて説得させていくというスキルは転売では磨かれないものである。

アマゾンにしろ、ヤフオクにしろメルカリにしろ、ビジネスの首根っこを先方に掴まれているのは変わりない。

いつか来るかもしれないXデーのために、これからも短いスパンで検証と撤退を繰り返しながら、落ち着くことなく戦い続けようと切に思った次第。

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